
JRSメール配信サービス発行事務局
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JRSメール配信サービスをご購読いただきありがとうございます。 今回は、大手建材メーカーにて現場管理、業務、営業を経て、オイルショック後、経営不振に陥った特約店等の経営再建に20余年にわたり従事した経験を有し、現在は、都再生協議会等のアドバイザーとしてもご活躍されている経営コンサルタント味香興郎様から、「会社は誰のためのもの」と題して提言いただきます。 |
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会社は誰のためのもの |
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日本では、バブル華やかなりし頃、アメリカの物真似をして、ホリエモンとか村上ファンド等がわが物顔で跋扈していた。大企業も株価の動向に一喜一憂し、利益追求第一となり、鉄骨設計偽装、産地表示偽装、消費期限表示偽装事件等が頻発した。 アメリカの金融工学を駆使したというサブプライム商品とか金融派生商品の破綻が、今回の世界同時不況を招き、アメリカ型資本主義は終焉したと喧伝されている。アメリカかぶれした日本の多数の企業は、製造業を中心に、リストラの大合唱で、失業率は高止まりし、景気の行方は依然として不透明である。 今ここで一度原点に戻り、「会社は誰のためのものか」を考えて見ましょう。会社に関係する人といえば、「社員」「顧客」「外注先・下請企業」「地域社会」「株主・出資者」である。これらの人々を「ステークホルダー」という。会社は自分のものと考えている一部の心得違いの社長は別として、会社として設立された以上、会社は社会的な存在であり、上記のステークホルダーの人々の存在を無視することは出来ない。アメリカの大企業では「株主」を最優先し、株価の動向を気にして、目先の利益に拘り、中長期的な施策をとらず、経営者は多額の報酬を取り、企業から企業へと渡り歩くことが一般化しているようだ。 日本全国6千社以上の会社を訪問したという、法政大学大学院の坂本光司教授が著書「日本で一番大切にしたい会社」で、「会社経営とは、五人に対する使命と責任を果たすための活動」と定義し、その五人に対する優先順位は、(1)社員とその家族、(2)外注先・下請企業、(3)顧客、(4)地域社会、(5)株主としている。この順番を間違えるから、正しい経営が出来なくなる、業績や成長は継続するための手段に過ぎないと述べておられる。 社員でなく、顧客が第一と主張される方もいるが、何れにしても株主第一はおかしい。経営は「ゴーイングコンサン」(継続企業体)でなければならない。日本には5百年以上の社歴を誇る「老舗企業」が40社もあるという。それらの老舗企業は、何れも社員、顧客、地域社会と共生して何百年も生き延びてきた事実は重い。 伊那食品工業(株)という長野県伊那市にある寒天メーカーで、48年間増収増益を果たし、国内マーケットの80%、世界で15%のシェアーを誇っている会社がある。この会社の塚越会長が著書「年輪経営」で、経営にとって「本来あるべき姿」とは、「社員を幸せにするような会社を作り、それを通じて社会に貢献する。社員は家族です。家族の幸せを願うように、社員の幸せを願う経営が大切なのです」と述べておられる。社員を大切にし、地域との共生を図り、年輪の如く少しずつ伸ばして来られた、本当に尊敬に値する会社です。 |
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経営コンサルタント・中小企業診断士 味香 興郎 |
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関連情報 |
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JRS経営情報(PDFサンプル)
テーマ「経営戦略」/「経営管理」 |
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■ 企業の社会性、ステイクホルダーとは? ■ CSRについての考え方 ■ 何のために経営をやっているのかを確認せよ ■ 社長の倫理的リーダーシップ ■ 社長の倫理能力と品性 ■ ホンネ経営を堂々と押し出せ ■ 楽観こそ経営の糧―W 社の実例 ■ 社員で社是(道理夢)を共有する―S社の実例 ■ 「小」よく「大」を制す(その2.・・・) ―― 事例8 伊那食品工業(株) |
情報番号 |
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