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No.85 JRSメール配信サービス(2009.10.15)

JRSメール配信サービス発行事務局

 

 

JRSメール配信サービスをご愛読いただきありがとうございます。

今回は、前回に続き、大手建材メーカーの現場管理、業務、営業を経て、オイルショック後、経営不振に陥った特約店等の経営再建に20余年にわたり従事した経験を有し、現在は、都再生協議会等のアドバイザーとしてもご活躍されている、経営コンサルタントの味香興郎様から、「パソコンを駆使して原価管理・部門管理を!」と題して提言いただきます。 

 

 

 

パソコンを駆使して原価管理・部門管理を!

 

 

 

小生が、最近関係した会社の事例を紹介する。一つは、有名な観光地にある天明年間創業(230年前)の料亭・食堂である。観光ブームが去り、赤字経営が続いている。この店にはレジもパソコンもない。売上は女将が記録したメモである。宴会部門と食堂部門の損益把握は言うに及ばず、宴会毎の損益把握など望むべくもない。90歳代のおばあちゃんが健在で、昔の儘の経営が続いている。正に化石のような会社である。

 次の事例は、昭和30年創業で、社員84名、トラック36台所有の運送業である。大会社の下請配送をしている。大会社との間にはパソコン通信が入っており、出荷指示・伝票が届く。しかしながら、社長も経理もパソコンが使えず、経理には未だにパソコンがない。手書きで部門管理や給与計算をしている。赤字が続き経営は苦しい。厳しい経営環境にある運輸業界での生残りは難しい状況である。

三つ目の事例は工務店である。社長(社長が亡くなり奥様が跡を継いでいた)、専務共にパソコンが使えない。工事現場毎の原価は把握出来ていない。専務に色々と働き掛けたが徒労に終わった。昨年遂に、過剰債務と赤字で倒産した。

小生は、昭和50年代始めに再建のため社長になった会社で、原価管理を徹底すべく、オフコンの導入を検討した。現在のようにパソコンの時代でなく、オフコン全盛の時代である。色々と研究し、オフコンを導入することにより、販売管理、工事原価管理を行い、赤字会社を黒字化することが出来た。

小生がコンサルタントして指導に入る会社では、パソコンが入っていなければ、先ずパソコンを導入、社長、専務、経営幹部にパソコンを使えるように教育する。現時のような変化の激しい時代に、パソコンは必須である。手書きで原価管理など時代遅れも甚だしい。そして、建設業であれば工事原価システムを、製造業であれば製造原価システムを構築し、正しい原価を早く把握出来るようにする。各業界専用の原価管理ソフトが発売されているが、中々そのままでは、個々の会社の業務にフィットしないものである。出来れば専用のソフトを開発することが望ましい。

小生が関与した会社の成功事例を紹介しよう。この会社は「鉄筋加工業」である。社長は営業、経理・事務は社長の奥さん。奥さんはパソコンが少し使えたが、社長は素人。社長にパソコンの使い方を教え、原価管理システムを構築し、現場毎の損益把握を行うことによりロスが減少、会社収益が上向き、何千万もあった滞納税金を一掃した。社長は、その後パソコンに習熟、今やブログを毎日書くようにまでなっている。

パソコンは"習うより慣れろ"である。年齢も関係ない。経営者が使わないと社員も利用しない。全社員にパソコン一人一台の時代である。今や、IT技術者の養成・確保は企業経営には必須である。ITを駆使して、この厳しい時代を乗り切りましょう!

 

 

 

経営コンサルタント・中小企業診断士

味香 興郎

 

 

 

 

 

関連情報

 

 

JRS経営情報(PDFサンプル)

 

 

■ パソコンは自動車やゲーム機と同じである

■ パソコン活用に失敗しない原則(1) ~(7)

■ パッケージソフトの利用方法

■ eビジネスシステムの構築

■ IT化の前に経営戦略を作る

■ 情報化戦略の考え方と作り方

■ 情報化の前に業務改善をする

■ リード線製造業A社のIT化成功事例

 

情報番号

11723131

11723133 ~11723139

01020813

01020845

01020803

01020804

01020806

01020746

 

 

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