JRSメールマガジン(無料サービス) バックナンバー

No.91 JRSメール配信サービス(2010.01.15)

JRSメール配信サービス発行事務局

 

 

明けましておめでとうございます。

本年も、JRSメール配信サービスをご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

新春第1回の今回は、(社)中小企業診断協会副会長、イー・マネージ・コンサルティング協同組合理事長等の要職を務められ、中小企業の抱える諸問題に関する経営コンサルティング等に幅広くご活躍されている、中小企業診断士、ITコーデイネータ・CTP(認定事業再生士)である小林勇治様から、『トップの補佐役のなすべきこと~その1 補佐役は、忠誠心を持って「上位下達」と「下意上達」の矛盾の「解」を求めよ』と題して提言いただきます。

 

 

 

トップの補佐役のなすべきこと~その1

補佐役は、忠誠心を持って「上位下達」と「下意上達」の

矛盾の「解」を求めよ

 

 

 

トップの意向に沿ったことを、そのまますべて正確に伝えることが補佐役であろうか。また下位の意向を、そのままトップに伝えることがよき補佐役であろうか。

 

補佐役は、トップの意図することをよく理解し、中間管理職には抽象的であって、時には強く、時には優しく、その目的を達成する必要がある。下位の人には、より具体的事例を以って説明する必要があろう。この伝え方一つで、組織人の反応が異なることを理解する必要がある。

 

また、下位の意向をトップに伝えることもまた難しいものである。特に、トップの意向と相反する場合にどのようにするかが一番補佐役の難しいことである。下位の意見がより組織的に大義がある場合に厄介なものである。

 

そのまま伝えれば、トップは自分の意向に逆らうものとして、左遷する可能性もありうる。しかし下位の意見を黙殺すれば、やる気をなくし、組織は停滞する。トップも正しい判断ができなくなって、いずれは組織没落の要因となる。

 

大抵の補佐役は、トップのご機嫌を損ねないようにどのような言い方をするかを考える場合が多い。これは必ずしも正しいとはいえない。

 

補佐役は、NHK大河ドラマ「天地人」に出てくる上杉景勝と直江兼続との関係のように、トップの人間性に惚れた忠誠心を持っている人が補佐役の最低条件で、その場合自分が正しい(義・愛にかなう)との思いからの「解」を求めることが必要である。信念に基づいた「解」は噛み砕いて説明しつつも率直に伝えられる人間関係を常に築いておくべきである。

 

例えば、春日山城主堀秀治が上杉の謀反を疑っていると告げる場面がある。家康からの書状が届き、そこには上杉の疑いがあるから上洛せよとあった。景勝と兼続は、返書にて潔白を示し家康の理不尽さをただすことにする。兼続は渾身の思いで書状をしたため送りつける。世にいう「直江状」である。

 

この場合でも、時の権力者家康に向って、家康自身の理不尽さをただすことを景勝に進言することは並々ならぬ度胸がいる。ここには景勝の「義・愛」を理解し、権力にも屈しない兼続の度胸と、家臣の気持ちを代表した思慮深い配慮と勝算を胸の内に持っていたに違いない。

 

そして、関が原の戦いに西軍で戦った負け組は、多くの藩が取り潰しにあった。上杉藩も負け組みとして、家康に対面した場合であっても、不利な立場にありながらも書状に示した通り「関ヶ原の戦いの義は西軍にある」と身を挺して言うが家康の逆鱗に触れ、危うく命を落としかねなかったが、兼続はその信念を貫き、景勝の思いと家臣の願いを実現し、上杉家のお家取り潰しを免れたのである。

 

 

 

中小企業診断士

小林勇治

 

 

 

 

 

関連情報

 

 

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 トップの思いは全員に周知されていますか

 管理者は自助努力の必要性を認識、自助努力をしているか

 社長とはどういう人種かを理解せよ

 有言実行を押し通せ

 社長の言葉を通訳してやれ

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 面倒な仕事でもありがたく引き受けよ

 部下を動かすリーダーシップ

 士魂商才経営のすすめ1/武士道思想を企業経営の中心にすえる

 士魂商才経営のすすめ2/組織経営は規律とコミュニケーション

 

情報番号

20090442

20090443

01040225

01040229

01040244

01040230

01040235

01040938

11330421

11330422

 

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