
JRSメール配信サービス発行事務局
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JRSメール配信サービスをご購読いただきありがとうございます。 今回は、都銀の審査部長等を歴任され、現在は、経営コンサルタントとして中小企業に対するアドバイス・講演活動にご活躍されている野口能孝様から、「また、始まった金融機関の貸し出し勧誘」と題して提言いただきます。 |
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また、始まった金融機関の貸し出し勧誘 |
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2008年9月から12月にかけてはアメリカではリーマンブラザースの倒産に始まり、AIGやシティなどの世界屈指の大手金融機関が倒産するのではとの懸念から世界的な信用不安が起こり、この影響を受けて世界経済は最悪の状態だった。 日本でもそれまで景気を支えてきた輸出が激減し、2009年2月の生産高は前年同月比では4割も減少したのは記憶に新しい。 大企業でも減産資金などの資金需要が出たが株価のダウ7千円まで落ち込むなど資本市場崩壊、社債や株式などの直接金融には頼ることができず大手銀行に借入申し出が殺到した。このあおりを喰って中小企業への貸し渋りも懸念される状況だった。 あれから1年半、中国などアジアでの景気が回復したため日本の輸出が復活し、落ち込んでいた企業の生産活動も回復してきた。減産効果もあって在庫は掃け、収益も回復し証券市場も立ち直ってきて大企業の資本市場での調達が可能になったため、金融機関の貸出需要は尻つぼみになってきた。 因みに全国銀行協会が発表した2009年度末の全国120行の貸出残高は、前年度末に比べ2.5%減少し424兆円となった。 金融機関では余ったお金は国債で運用しており、大手銀行の国債の保有高は過去最高となっている。 国債の運用利回りは低いので金融機関としては利回りのいい貸出を発掘したい。しかし設備投資などはまだ復活しないなど前向きな資金需要も少ない。それに景気が回復して倒産は減っているとはいえ、引っ掛かりの心配もしなければならない。 いきおい、金融機関としては回収に心配がない優良先を開拓するか、信用保証協会の保証が100%つく5号認定を活用する融資を勧誘するかになる。 最近、中小企業を訪問して感じることは、金融機関から融資の勧誘を受けている先が多いということである。 いつか来た道である。借りた金は返さなければならない。勧めにのって不要な借り入れをしないことである。 |
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経営コンサルタント・中小企業診断士 野口 能孝 |
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関連情報 |
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JRS経営情報(PDFサンプル) テーマ「金融機関に関する事項」、「全国/債務保証」 |
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■ 銀行が好きな取引先と警戒する取引先 ■ 好ましい金融機関と好ましい関係を築くには ■ 中小企業融資と銀行の本音 ■ 金融機関による経営者の評価とポイント ■ 融資担当者は損益計算書のどこをみるか ■ 銀行は返済能力をあらわすキャッシュフローを重視 ■ 地域金融機関が取り組む「アクションプログラム」とその影響 ■ 新しい自己資本規制案を発表したBIS ■ 金融機関の不良債権処理はほぼ終了/融資姿勢は緩やかになるか ■ 全国信用保証協会/セーフティネット保証、借換保証 |
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