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今回は「エンパワーメント」シリーズの2回目です。 人間が本来持っている力を引き出し、最大限に発揮できるようにするというエンパワーメント。実際にエンパワーメントしていると、どのような効果が期待できるのでしょうか。
そこで今回は、「え、そこまでやってくれるの!」というテーマで、エンパワーメントしているチームは、どのようなことができるのか、多くの企業で30年間にわたってエンパワーメント研修の指導をされてきた、八尾芳樹氏に解説していただきます。
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え、そこまでやってくれるの! |
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エンパワーメントしているチームは、社内・社外顧客に対して価値創造ができている。価値創造しているチームには顧客から感激や驚きが示される。そこにはチームの主体性、仕事の日々の改善そして顧客満足、そこで働いている人々の満足感がある。 ここで「存在価値」と「価値創造」について整理してみたい。 「存在価値」とは、製品、サービス、または組織が顧客や利害関係者に対して独自の利点や付加価値を指し、どれだけ魅力的で競争力のあるものを提供できるかを強調できているかということである。 それに対して「価値創造」とは、組織が製品やサービスを提供する際に、新しいアイデア、技術、プロセスなどを活用して顧客や市場に対して新しい価値を生み出すことと、組織や個人が継続的に競争力を維持し、常に新しい価値を創造していることとされている。 さて視点を変えて、人間の感情面から考察してみよう。 感情は「プラス」の感情、「ネガティブ」な感情そして「ニュートラル」な感情の3つにわけることができる。そして、価値創造のバロメーターは顧客や相手の感情面でとらえることができると筆者は考えている。 下表の「感情エネルギーのステージ」は、感情の持続時間と身体のどこで感情を感じるかをステージ化したものである。 持続時間が一時的、瞬間的な感情は±1、数時間持続する感情は±2、一日残ったり引きずる感情は±3、そして数日残ったり引きずる感情は±4となっている。持続時間についてはベルギー・ルーヴェン大学のフィリップ・ヴァーダイン教授とサスキア・ラブリセン教授の研究、そして身体の反応部分はフィンランド・アールト大学の生物医学チームの研究結果から引用した。真ん中の列はその研究結果の感情一覧で、右側の列はそれ以外の日本人の感情になっている。 「存在価値」があれば、顧客の感情はプラスのステージの感情が発生する。存在価値が低ければニュートラルかマイナスのステージの感情が生じると考えられる。 そして「価値創造」があればあるほど、+1の「快感」から+2の「感謝」+3の「満足」そして+4の"そこまでやってくれるの!"と「歓喜」の感情が生まれる。数字の高い感情の方が持続時間も長く、身体全体で感じ取ることができると言えるだろう。 このことから、感情のいずれのステージであっても、私たちは利害関係者からの感情を実感することによって、エンパワーメントへの気づきが得られると考えられる。
■感情エネルギーのステージ Copyright YAO教育コンサルタント
セルフ・エンパワーメントのテキストより引用
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株式会社アイベックス・ネットワーク コンサルタント ㈲YAO教育コンサルタント 代表取締役 八尾 芳樹 https://yao-ec.co.jp |
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なお、「JRS経営情報」の次のコンテンツもご参考にしてください。
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関連情報 |
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JRS経営情報(PDFサンプル)
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情報番号 |
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◆ エンパワーメントとは |
20230414 |
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◆ チーム・エンパワーメント |
20230431 |
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◆ 自己理解の2つの視点 |
20230415 |
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◆ サブ・パーソナリティの法則とSPトランプ ? |
20230416 |
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