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今回は「エンパワーメント」シリーズの4回目です。 「エンパワーメント」は、人間が本来持っているパワーを引き出し、最大限に発揮できるようにすることですが、特に、若い人が成長し能力を発揮して成果を上げていくためには、上から言われたことを忠実に実行するだけではなく、「自分で考えて主体的に行動する」ということが肝要ではないでしょうか。
そこで今回は、「主体的な仕事の進め方 脱・PDCA(PDS)」と題して、主体的行動(意志発揮)のプロセスについて、多くの企業で30年間にわたってエンパワーメント研修の指導をされてきた、八尾芳樹氏に解説していただきます。
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主体的な仕事の進め方 脱・PDCA(PDS) |
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本来、人間の意志の働きのプロセスには6段階あると統合心理学のロベルト・アサジョーリは提唱している。その6つの最後に筆者が評価を付け加えたものが次の7つのプロセスである。 ①意図の発生 ②熟慮 ③選択 ④確言 ⑤計画 ⑥実行 ⑦評価 そして、意図の実現は、この7つのプロセスの一番弱い段階に影響を受けると説明している。 たとえすばらしい「意図が発生」しても「熟慮」が弱いとそれなりの成果しか生まれないだろうし、いくら良い「計画」が立案できても「実行」が伴わなかったり実行力が弱ければ、結果はついてこない。また、「実行」しても「評価」しなかったり、ないがしろにすると同じ成果は再現できなったり同じミスの繰り返しになる。 また、この7つのプロセスは仮説検証の仕事の仕方でもある。 "仕事の成果を高めたい"、"生産物の品質を良くしたい"意図が「①意図が発生」、そのためにどのような方法が良いかの仮説が「③選択」になる。そして結果を推定し、最後に仮説の検証段階が「⑦評価」になる。とくに主体的に仕事を進めるためには、この7つのプロセスを意識的・無意識的にたどっている。 「①意図の発生」がWhyになり、「③選択」がWhatになり、「⑤計画⑥実行⑦評価」がHowになる。 現在の仕事の進め方は「How」から「Why」「What」が大切であるといわれているが、まさにこの7つのプロセスに沿った意識的な仕事の進め方が重要になっている。
7つのプロセスに沿った仕事の仕方のグッドサイクルとバッドサイクルについて比較してみた。下記のグッドサイクルをアジル(迅速)に回すことができるとベストサイクルになる。
【グッドサイクル】
【バッドサイクル】
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株式会社アイベックス・ネットワーク コンサルタント ㈲YAO教育コンサルタント 代表取締役 八尾 芳樹 https://yao-ec.co.jp |
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なお、「JRS経営情報」の次のコンテンツもご参考にしてください。
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関連情報 |
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JRS経営情報(PDFサンプル)
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情報番号 |
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◆ セルフ・エンパワーメント:自我の7つの機能① |
20230424 |
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◆ セルフ・エンパワーメント:自我の7つの機能② |
20230425 |
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◆ セルフ・エンパワーメント:自我の7つの機能③ |
20230426 |
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◆ セルフ・エンパワーメント:自我を育てる |
20230427 |
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